【破綻確実!】ブックメーカーHYIPのSportARB(スポートアーブ)が絶対飛ぶ理由

SportARBがどうして破綻するのかを、HYIPの専門家ではなく、これまでたくさんの詐欺案件や詐欺会社を見てきた側からの観点で解明していきたいと思います。

SportARBとは

スポーツアービ、スポートアーブ、スポーツアービ、スポーツアーブなどと呼称に派生があるようです。

収益の40%は運営に、60%を投資者に還元している仕組みです。

みんながSportARBを信じる理由

  • サイトの作りがしっかりしている。二重認証など
  • 元金がいつでも引き出せる
  • アービトラージの確実性
  • サポート体制が迅速である

などです。

このブログでは投資プランの説明はする気がありませんので、その他のページを検索してください。では一つずつ検証していきましょう。

ブックメーカーアービトラージSportARBが飛ぶ理由

サイトの作り込み

HYIPはサイトの作り込みがすべてですので、みんな信頼性の源泉をサイトに求めます。逆に言えば、サイトの作り込みがしっかりしている、ツッコミどころがないのはあたり前のことです。

サイトのアクセス状況

ビットリージョンは日本からのアクセスが多すぎ、構成メンバーの日本人比率が多すぎたことが破綻の一原因でした。

ではSportARBはどうかというと、

一位 アメリカ
二位 日本
三位 イギリス
四位 イタリア
五位 ドイツ

となっているそうです。バランス良くアクセスがあるので大丈夫だそうです。

・・・なにが大丈夫なのかさっぱり理解できません。アクセス状況が各国からばらついていると安心できるんでしょうか?過去のアクセスはわかっても今後のアクセスはわかりません。展開次第で変わってくるものなので、過去の情報は役に立たないのではないでしょうか。

ドメイン情報

ドメインを調べると、ドメインが何年まで取得されているのかが分かります。飛ばす前提のHYIPは取得年数を1年くらいの短期間で取得しているところが多くありました。最近の傾向としては10年ほどの長期で取得するところが多いですね。運営側も学習が進んだ結果だと思います。ドメイン取得の費用と集まる資金量を比較すると、少額の投資でしょう。

会社の住所

その他Whoisドメインを取得している会社名と運営している会社が同一なのかもわかります。今も残っているHYIPは運営会社とWhois情報が一致しているそうですね。

だからといってSportARBが同じとは限りません。残っているHYIPがたまたま一致しているだけで、一致していても消えていったHYIPも多いはずです。都合よく条件を集めているだけにしか見えません。

そして会社の住所をGoogleマップストリートビューで表示して、ちゃんと建物があったから大丈夫と判断している人も見られました。これ危険です。

他の会社ですが、建物の看板を調べてみるとペーパーカンパニーの登録を手伝っている会社でした。ちゃんと運営しているなんていう判断は大間違いだったわけです。おそらく最初から飛ばす前提のHYIPだったんでしょう。

きちんと英語を読んで調べていたら気付いたはずです。

イギリス政府への登記情報

イギリス政府への登記情報
 ⇒ Our Company - SportArb

この登記情報があるから信頼できるという話です。

もちろんこんなものは金で買えます。日本にいながらでも買えます。なんだったらぼくもサポートできます。

ここ最近はチェックされるポイントも運営側が把握してますから、作り込みも手慣れてきた感じがします。

元金がいつでも引き出せる

これは安心要素ですね。

よくある詐欺話では、返金にはすぐに対応するんです。はじめはみんな不安なわけで、誰も信用していない。だから100万円くらいで試し打ちをしてみるわけです。そしてちょっとでも利益が出たときに利確に走って返金を要求します。運営側からしたらお金も集まり切っていない時期に返金に応じると正直つらい、でも一旦返しておくんです。そうすると試し打ちをしていた人は不安から確信に変わって、今度は追加で500万とか入れてくるんです。信用と追加資金を一緒に手に入れれられるわけですから一石二鳥です。さらにその人はこの会社は安心できると口コミ営業マンまで始めてくれちゃったりするわけですから、一石三鳥ですね。

だから詐欺会社ほど、条件を付けずにすぐに返金に応じたりします。

HYIPの観点から見たら、元金がいつでも出せるということは取り付け騒ぎのような状況になったら破綻するリスクになりますね。

サポート体制がしっかりしている

チャット機能ですね。

MMMなどは各国で開催して各国で動きが止まっている、事実上破綻していますが、チャットで問いかけるとちゃんと返事が返ってきます。でもこれボットじゃありませんか?

電話すると電話に出てくれたという話もありますが、先のペーパーカンパニーのようなところでは総合窓口のように電話番を用意してくれています。それ出たの会社の人じゃないんじゃないですか?

先の会社の住所と同じです。サポート体制をしっかりさせるのは安心材料として有効だからしっかりさせたりもします。

アービトラージとは

アービトラージとは同じ価値を持つ商品の価格差を利用して、利鞘を稼ぐ取引のことです。

理論上、アービトラージは損をしません。ですが大きな弱点があります。もともと利益が薄いものなので、巨額のお金を投じたときに利益が出なくなるという大問題です。ただでさえ利益が薄いのに、必ず手数料はかかってくるわけですから手数料を超えることができなければやる意味がなくなります。アービトラージはそうなる可能性が高いです。

ブックメーカーとは

ブックメーカーアービトラージとは

ブックメーカーという日本人には聞き慣れず馴染みのない賭け事であるお題目を使って、さらに金融音痴の日本人にお前らは知らんだろうけれど安全で安定した収益を出す方法を教えてやろうという態度で騙しにかかってきているだけです。

ブックメーカーアービトラージは異なる市場でオッズ差があるような場合に、両方の市場に同時に賭けることで市場間の価格差を取りに行きます。これは金額が大きくなればなるほどオッズの差がなくなっていくため、個人でやるくらいであれば問題ないと思います。

個人であれば、月額50万ほどは稼げると思います。それ以上はやればやるほど利益が出なくなります。巨額のお金を動かすことができないのであれば、周りからお金を集める必要も意味もないはずですし、毎週巨額の配当など出せるわけもありません。

そもそもブックメーカーアービトラージは使い古された手

これはぼくが知る実話です。ブックメーカーアービトラージで金集めをしていた有名な会社がありました。名前を合同会社シードと言います。のちに名前を株式会社スピーシーと改めました。

英国政府公認ブックメーカー(賭け業者)の賭けの倍率の違いに目をつけ、サヤ取りをすれば確実に儲かります、という謳い文句で全国の投資家から巨額資金を集めたいわゆるスポーツブック投資詐欺(スピーシー事件)について、合同会社シード及び株式会社スピーシー(大阪 代表:比嘉貞元・田中慎)が和解金等の支払いを途中で止め、逃げてしまったという情報が入りました。

このときMLMの形態を取っていたため大きな被害を生み出しました。株式会社スピーシーは360億を集め、事実上破綻しました。

100億以上もの単位で資金を集めても、ブックメーカーアービトラージどころか普通に運用も難しくなってきますから、吐き出しをし続ける限り当然破綻しますね。

参考リンク

このような詐欺事件に強く、この弁護士事務所に相談されたら間違いなく詐欺というあおい法律相談所のサイトです。

http://aoi-law.com/article/sportbook/

予想される結末

僕の予想する結論はこうです。

  1. ビットコインの出金が遅れ始める
  2. キャンペーンなどが始まる
  3. サイトにアクセスしやすくなる・しづらくなる
  4. サイトが消える

HYIP系では突然サイトが消えることも多々ありますね。突然に終わる可能性もあります。サイトが消えなくても、出金が止まることもありえます。

結論

アービトラージは多額の資金が集まると利益が取れなくなり、運用ができなくなる仕組みです。

ブックメーカーアービトラージ」なんていう謳い文句自体が金融詐欺業界ではもはや使い古された手です。SportARBはそこに「ビットコイン」「フィンテック」「HYIP」という耳新しい要素が加わっただけで、根本は変わりません。

騙されないでください。

運用などしていません。まともに運用していたら週利10%なんて出ないからです。新規登録者のビットコインを右から左へ流しているだけの、完全なポンジ・スキームです。

おそらくアフィリエイトで宣伝しまくっているサイトの方々もそれは重々承知で、自分はお金もビットコインも入れずに記事を書き、アフィリエイト報酬を得ようとしているだけです。

周りを煽って閲覧者がやってくれれば、アクセス数も稼げますし、うっかり登録して始めてくれれば紹介料が入ります。その紹介料が彼らの一番の収益源です。

自分は最低入金額だけ入れておいて、さも自分はこれだけ儲かった!と見せかけてきます。スクリーンショットは画像加工です。

騙されないでください。

昔のマルチ商法と違って、自分は記事を書いているだけ、勝手に始めた人たちの自己責任だというのが彼らの言い分です。マルチ商法ではアポイントを取っているので確かに話をする前に能動的なアクションがありますが、ブログは勝手に検索して見に来ます。勝手に記事を読んでやる気になって始めるわけです。

勝手に始めたのだから、記事を書いただけだから罪にならないわけではありません。人をその気にさせていることが充分に罪です。そしてそのことで利益を得ているんです。それで罪ではないと言い逃れできるでしょうか。

 


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